この町を表す名前はまだない。
【この町を表す名前はまだない。】
友人が、
最近住む家を断捨離した。
つまりホームレスなのだけど、
自分で所有している家がないだけで、ホテルでも、友達の家でも、その日その日で泊まる家はあるから、
ホームはある。
お金も稼いでいるし、使っている。
そんな不思議な生き方を始めた友人の悩みは、
「住所がない」
ってこと。
正確に言えば、
住所はあるけど、その日その日、その時々で変わるってこと。
でも、
今の社会は短期の移動は対応できていないので、
住所不定になってしまいます。
どうすれば良いのか。
「住んでいる場所ではなく、自分が気に入った町、もしくは利便性の高い場所」
に住民票を登録することになります。
今までは、
物理的に一ヶ所に長く住むという選択肢しかなかったので、選べませんでしたが、
これからは可能になります。
そうなると、
移動し続ける人と一ヶ所に住む人と、半々ぐらいの人と、正規分布で混在するようになります。
前述の通り、
「住んでいる場所ではなく、好きな場所に住所を登録することになります。」
※コワーケーションとか、移住促進に関心ある人は、ぜひ住民票や郵便登録サービスを検討したら良いと思います。
今の町の作り方は、
住む場所が固定されていることが前提なので、学校もね、早晩、崩壊する事が予想されます。
では、
どうなるのか。
「住んでいる人で構成される町から、
惹かれて集まる人で構成される町に変わっていく。」
しかも、
固定メンバーではなく、季節ごとに、行事ごとに、あらゆる切り口でメンバーが変わる町です。
同じ町内でも、
夏祭りを運営する人、参加する人、
秋の運動会を運営する人、参加する人が変わるわけです。
予想するに、
道路や防犯、道路管理など、基本的なインフラは自治体が担当し、
祭りとか、その他はNPOやプロジェクトが立ち上がる。
住む人で作られた組織(町会など)がベースにあった作り方から、プロジェクトベースの行動が基本の町づくりになる。
私の中では、これが理想とかではなく、
世の中の流れでこうなっていくと感じています。
この時代のポイントは、
魅力ある行事や物事、人がいる事。
つまりは、
自分達が楽しんで生きている人を町で増やす事。
ここを見て、
町づくりを考えている方はいらっしゃいますか。