3.お金は信用と言うけれど。 〜生きる力が湧いてくるサバイバル起業学〜

「お金を介す取引にするか、しないか」


こんにちは。

御社ならではの事業作りや、あなたらしい仕事の作り方アドバイザー。
すえなみクリエイションの末次(すえなみ)です。

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  • 初めて経営に携わることになった。
  • 新しい事業を立ち上げたい。
  • 起業を考えている。

そんな初めてビジネスというものに触れる方へ、知っておくとスムーズに”あなた(御社)らしい”事業を創ることができる視点をお伝えします。

三回目の今回は、

「お金は信用と言うけれど」

です。

ビジネスを
「対価として”お金”をもらう仕事をする事業」
と定義したからには、

お金とは何かを考察しておく必要があります。

ビジネスではない事業では、
お金を対価として受け取らないので、一方的な無償奉仕なイメージがあります。

この場合、
本当に何も受け取っていないのでしょうか。
(相手から見れば、何も渡していない)

もし、相手に提供した商品やサービスが良いものであった場合、

「この人は私に良いものを提供してくれる人だ。」

と、信用してくれることになります。

実は、
無償であっても、
有償であっても、

相手から”信用”をもらえます。

目で見える形で測ることはできませんが、
相手にとって価値があるものであった場合、大きな信用をもらえます。

(ちなみに、この相手にとっての価値というのは、少し厄介で、
タイミングも重要です。それはまた別の機会に。)

信用の氷山モデルという考え方がありますので、ご紹介します。

詳しくはこちらの本をお読みください。

これは、
取引をする相手との人間関係と、
お金との関係を表したもので、

家族のような親密な関係の場合、
お金は必要なくて、

まったく知らないあかの他人との取引の場合、
お金が必要になる、

という考え方です。

つまり、
取引をする相手との信用の度合いで、
お金が必要になるかならないかが決まると言うことです。

「この人に商品やサービスを提供すると、巡り巡って私にも何か良いことがあるはずだ。」

まったく知らない赤の他人では、この判断ができません。

つまり循環してくれるっていう信用がないわけです。

なので、
その代わりに目に見える信用の形である”お金”をもらいます。

少なくともお金をもらってあれば、
そのお金で自分が欲しい物を手に入れることができる、
からです。

このように実は、
お金というのは信用を目に見える形に変換したものと言えます。

そして、信用は、
お金という実体を持つことで物理的な制限を持つようになります。

なので、使い勝手は信用に比べると悪くなります。

ここが理解できていると、
自分のライフスタイルや価値観に合わせてお金を介す取引にするか、しないか、柔軟に設計できるようになります。

もちろん会社の場合も、
自社の活動すべてをお金を介すビジネスにする必要はなく、

自社の理念に合わせて柔軟に設計すれば良いのです。


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