苦悩しながらも、幸せな組織作りを目指した実践事例  第2回(Chatwork株式会社 創業者 山本敏行氏)

ビジネスチャットツール「Chatwork」を提供する
Chatwork株式会社 創業者 山本敏行氏の著書

「日本でいちばん
社員満足度が高い会社の非常識な働き方」

(Amazonのリンク https://amzn.to/38bZFBP
より

社内システムは、好き嫌いで作る。

仕事の効率ではなく、モチベーションが上がることを基準にする。

見えるコストは減らし、見えない快適を増やす

利益を生まないコストは、徹底的に削減する

ECスタジオ(現Chatwork株式会社)では、
3ヶ月に一度「コスト仕分け」として、すべての経費をチェックするようにしています。

月500円といった売上比率で見れば、
ほとんど気にならない経費も削減対象になります。

仕事環境に投資する

売上を生み出す企画や制作物などは、すべて社員から生み出されるものです。

社員の仕事環境を快適にするための投資を惜しんではいけません。

特にパソコン環境への投資は怠ってはいけません。

パソコンを購入すると調子が悪くなるまで使い続けてしまう傾向があるため、
2年間の期間でレンタルパソコンを導入し、

2年後には強制的に切り替えるようにしています。

コスト仕分けと仕事環境の投資はセット

コスト仕分けと仕事環境への投資で、
経営者が気を付けなければいけないのは、

”仕事環境への投資”
です。

”コスト仕分け”は、
経費という形で、目に見えて分かるために分かりやすいからです。

やると決めたら、
どこまででもできることでしょう。

そこで、

コスト仕分けで大事なのは、
かけた経費に対する価値の算出です。

しかし、

社内システムは往々にして、売上に直結しないものですから、
価値の算出はどうしたら良いのでしょうか。

売上に直結しないものは削除してしまっていいのでしょうか。

そこで考えるべきことが、
”仕事環境への投資”
という視点です。

先にも書いたとおり、
仕事環境が快適になれば、社員の能力を最大限発揮できるようになります。

でも、
”快適”は目に見える形で表現することができません。

ではどうするのかと言えば、

やはり、
”好き嫌い”という視点です。

「その環境があるのとないのでは、どちらが好きか。」

当然、
1人1人好き嫌いは違うので、

「それ、いらないでしょ。」
って思うものにこだわる社員もいるでしょう。

しかし、
第1回目で解説した通り、

嫌いな仕事が来ないようになっていれば、
あなたは、社員が自分の能力を最大限発揮していると信じることができます。

ですから、
たとえあなたが無駄と思えるものでも、社員がいると言えば、

”仕事環境への投資”
になります。

さあ、
「今から、社員の好き嫌いを聞いてみよう。」

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