ビジネスモデルキャンバスとチラシ作り(マーケティング)の知識は、社員1人1人が知っておくべき
こんにちは。
起業、新商品サービス作り、アイデア発想のお手伝いをしている末次(すえなみ)です。
前回、会社の事業のポジションと社員1人1人が世の中に貢献する仕事の構造、関連を図で解説しました。
(こちらの記事)
ビジネスモデルキャンバスとチラシ作り(マーケティング)の知識は、社員1人1人が知っておくべき
今日は、それに関連し、自立的な自然のフラット組織で、社員1人1人に必須の知識(チラシ作り、マーケティング、ビジネスモデルキャンバス)について解説します。
会社にとって一番最適な事業(USP)、ポジションは、
自社のできること(社員1人1人の才能や分野、Do、資源)と市場、志(理念、ビジョン、ブランド)の3つが重なるところというお話をしました。
この3つをビジネスモデルキャンバスに表すと以下の図のようになります(クリックすると拡大します)。
ビジネスモデルキャンバスとは
このビジネスモデルキャンバスという図は、今の社会では知っておくべき図だと思います。
簡単に説明すると、
一番右側のCSが顧客(お客さん、相手)、真ん中のVPが提供価値(商品やサービス)を表します。会社の事業や仕事というのは、一番シンプルに言えばこの二つで表されます。
この二つをCHチャネル(店舗とか通販なのか)、CR顧客関係(1回限りなのか、継続的なのか)で繋げます。
左側は資源を表し、
KR資源(人物金)、KA活動(していること)、KP協力者によってVP提供価値をCS顧客に届けることを実現します。
R$は収益、C$は費用でお金の流れを表します。
この9つで基本的なビジネスの構造を表現するものです。
会社の事業にも、社員1人1人の仕事にも使えます。
このビジネスモデルキャンバスは、会社の事業のみならず、社員1人1人の仕事を表現することにも使えます。
今現在行っている仕事が誰にどんな価値を提供しているものなのか、誰と協力して進めているものなのか。将来やりたいことに対して、どんな知識や経験を積み上げていけばいいのか、キャリアを考えたりもできます。
これはこれで別途記事を書きましょうね。
なぜ、チラシ作りの知識を社員1人1人が持つ必要があるのか。
社員1人1人が自立して動く、フラットな会社組織では、チラシ作りの知識を社員が持つ必要があります。
何故かと言えば、フラットな組織では、自分の仕事をするために協力を呼びかけ、自分が何をしようとしているのか伝えなくてはいけません。
これはトップダウンのピラミッド型組織では必要ないことです。
何をするのか、誰とやるのか、これらを決めるのは上の人で、命令をすればそれで済む話だからです。
ですが、フラットの組織では共感して仲間になってもらう必要があります。
例えば、職場の安全に関する研修を企画したとしましょう。
この研修に参加するかしないかは社員が決めることです。いくら仕事で必要なことだとしても強制はできません。
ですから、研修に参加することのベネフィット(未来に広がる可能性)をきちんと伝え、行動を起こしてもらう必要があります。これはお客様相手のチラシ作りと同じです。
研修を企画した人に信頼や一貫性も必要でしょう。安全が大事だと言いながら、その人が普段いい加減なことをしていたら信用できませんよね。過去に企画した研修が良かったものなら、次も期待してくれるでしょう。
また、商品を製造し、出荷する通常業務(プロジェクト)でも、いろんなスキルを持つ人が必要になります。
その人に仕事をしてもらうためには、このプロジェクトに参加するメリット、その先にあるベネフィット(未来の可能性)を示し、行動を起こしてもらう必要があります。
いわゆる企画書や提案書もチラシと同じですよね。
チラシという形に落とし込まなくても、口で伝えるにしても、この内容は伝える必要があります。
このチラシ作りの基本は別途、以下の記事にまとめていますので、お読みください。
こんな感じで末次(すえなみ)が感じたこと、考えたこと、ブッシュクラフト、起業、本のご紹介などをメールマガジンで無料配信しています。いつでも解除できますので、気になった方は以下からご登録くださいね。
2.ハードルを乗り越えるエネルギーになる文章を付け加える 〜チラシやランディングページを作るのが苦手な人、はじめての人へ〜
3.心理的ハードルを越えるエネルギー、ニーズとウォンツ 〜チラシやランディングページを作るのが苦手な人、はじめての人へ〜