[今月のセレクトブック 2017/09/15 ] 泣ける会議 (3回目/全3回)
毎週金曜日にお送りしている、
セレクトブックストア”すえなみ”の今月の一冊
このメルマガでは、私すえなみが最近興味を持って読んでいる本を毎月一冊ご紹介しています。
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今月のセレクトブックは、
金子祐子さんの「泣ける会議 部下が活躍できる職場にするマザーリングマネジメント」
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5.「思い込みの谷」
・よく分からないけど、あの人はむかつくから嫌。
・あいつの言動がシャクに障る。
感情論を嫌い、仕事に感情を挟んではいけないと思い込んでいる人は多いですが、本当は仕事の成果や数字と密接に関係しています。
しかし、思い込みの谷にいる社員達はそれが上司であれ、部下であれ、嫌なことを人のせいにする傾向があるために、自分の行動を変えることができません。
行動科学者のアルバート・レラビアンによる「メラビアンの法則」というものがあります。
コミュニケーションは言葉の意味ではなく”相手が理解して解釈したとおりに伝わっていく”ということです。
もう一つ「認知と行動のブラインドループ図」と言うものがあります。
特定の誰かに対する印象は100%相手の行動です。
その認知は、自分の勝手な”思い込み”の認知から始まります。
そして、相手の認知も100%こちらの行動です。
その認知も、相手の勝手な”思い込み”の認知から始まります。
この循環は、言いにしろ悪いにしろ、勝手な”思い込み”によりどんどん片寄り、強化される性質があります。
さあ、相手が先が自分が先か。
「なぜ仕事ができないのか!」と部下と戦うのなら戦いの舞台から降りて、上司であるあなた自身の行動を変えませんか。
それも勝手な”思い込み”で、相手の行動を良いように解釈して自分の行動を変えてみる。
6.「二人でやろう」
部下の様子が変だったとき、機嫌が悪かったり、落ち込んでいたり、やる気がなかったり。
そんな時、ついつい指導してしまいます。
「そんなにイライラしていたら雰囲気が悪くなるじゃないか!」
でも、それは逆効果。
グッとこらえて聞いていきます。
だんだん不機嫌な理由が分かってくると、また言いたくなります。
「だからといって感情を振り回しては、雰囲気が悪くなるから止めなさい!」
と一方的なジャッジをしては「あなたには私の気持ちは分からない」といって生返事で終わるのが関の山です。
そこで、
周りはどんな気持ちになるのかを伝えるのと、周りへの影響を考えてもらうように問いかけをして終わります。
さて、ここでのポイントは”いかに何かをしたくなる気持ちを抑えるのか”
以前、犯人捜しをしない会議では社員達に”やらない”選択権を持たせることを書きました。
同じ様に、上司である、経営者であるあなたにも”やらない”選択権があるということです。
責任者である上司、経営者であるあなたは、何か問題があったときに”私が対処しなくては!”といった思い込みがあります。
ですが、あなたにも”何もしない”ことを選ぶことができます。
何か問題があっても、何も対処しなくて良い。
これであれば、説教をしないで部下の話を聞くことができるのではないでしょうか。
経営者であるあなたは熱い想いを持って当たり前のように自発的に動いて責任を持っています。
そんな熱いあなたがあなた自身へしてあげていること。
何を感じているのか、何を考えているのか聞くこと。
同じ様に社員達に対してしてあげてください。
・・・終わり
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月に一度、本メルマガで紹介している本を使って、
セレクトブックストア”すえなみ”プレゼンツ「我がままに生きる読書会」を開催しています。
今月は、9月22日(金)14時から16時。
金子祐子さんの「泣ける会議 部下が活躍できる職場にするマザーリングマネジメント」
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参加費2,000円(税込)で、場所は松本市両島にある弊社オフィスSENSE(センス)になります。
本は持参してきてもらいますが、事前に読む必要はありません。むしろ、読まないで下さい。
本を読むと言うよりは、本に書いてある言葉をきっかけにみんなで話をする。本好きな人も本が読めない人も参加できる交流型読書会です。一度お試しください。
参加ご希望の方は、以下の問い合わせフォームからお申し込みください(氏名、連絡先電話番号)。