[次の一手 2017/07/19] やるやらないの判断に経済的な基準を入れない

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やるやらないの判断に経済的な基準を入れない
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企業においても、地域行政においても、個人においても、何か物事を始める時には様々な検討をします。
・人は足りるのか
・安全確保できているのか
・喜ぶ人はいるのか
・楽しいのか
・・・

色々あります。
よくやりがちですが、やるやらないの判断をするときに基準に入れてはいけないことがあります。

それは、
金銭的な収支です。

金銭的な収支を検討するなと言うわけではありません。
それは必要です。
ですが、やるやらないの判断基準として使うのではなく、あくまでも創意工夫をするためのネタとして使います。

「今のままでは収支が合わない。」「じゃあ、どうするのか。」
そういった制限をかけることで、工夫が生まれ、新しいアイデアが出ます。

意外にこういったことって営利企業は分かっているのですが、(新しいことを進めたり、新しいアイデアを生まなければ停滞するため)、地方行政など非営利組織の場合は注意が必要かもしれません。

尚更今の時代、公益を目指す行政にも民間企業の考え方が適応されてきており、金銭的な収支を考えることが求められています。

それが創意工夫を促すための制限として使われていれば良いのですが、
「金銭的に収支が合わないので、やめましょう。」
というように、やるやらないの判断基準で適用されてしまうと、公的に必要なことがなされず、さらに工夫すらされないようになってしまいます。

個人においても同じ事が言えます。

損得でやるやらないの判断をしてしまうと、自分の判断基準が外になり、内的な感覚を頼りに生きることができなくなります。

重要なのは、「やりたい!」「なんとなく、動かなきゃ。」と思っていることを行動した後に、”損にならないようにしていく、考えていくこと”です。

内的な感覚で”する!”となったら、やることは決定です。
”損にならないようにするにはどうしたら良いか。”
を考えることが重要です。

あなたが今、”やろう!”と思っていることがあって、金銭的な収支が合わないなら、どう工夫しますか。

お金に色はありません。
直接相手から対価をもらわなくても、寄付だっていいだろうし、全く関係のないところからお金をもらっても構いません。

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