[今月のセレクトブック 2017/08/11 ] くう・ねる・のぐそ (2回目/全3回)
毎週金曜日にお送りしている、
セレクトブックストア”すえなみ”の今月の一冊
このメルマガでは、私すえなみが最近興味を持って読んでいる本を毎月一冊ご紹介しています。
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今月のセレクトブックは、
伊沢正名さんの「くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを」
(Amazon でチェック! http://amzn.to/2sKjxrk)
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「究めればインド」
著者はある時、自宅近くの林へ野糞をしに行きました。
いつものように靴で地面に穴を空けていると、白い紙が出てきました。
なんとそれは、以前自分が野糞をしたところだったのです。
ちり紙は残っていても、うんちの姿は跡形もなく消えていました。
木からできていると言っても、今のちり紙は使いやすさを追求した結果、自然の菌の力では分解されないようなものになってしまっていたのです。
人は使いやすくするために、自然の恵みに手間暇をかければかけるほど、自然に還す時にも手間暇をかけなければいけなくなったのです。
「水に流す」
インド式のやり方は、コップ一杯の水を使って手でお尻をキレイにする方法だそうです。
著者がこのやり方を試したところ、見た目はキレイになったけど、鼻を近づけると「ぷーん」と臭いが・・・。
何度も修行をするが、みんなといるときに野糞をするには、どうしても抵抗を感じました。
(野糞という世間一般から外れたことをしていても、常識外れの人ではなく、一般的な感覚もきちんとお持ちの方なんですね。決して、卓越した変わった感覚を持った人というわけではなく、世間一般の感覚と信念との間で葛藤を続ける普通の人です。)
そうした中、ふと、
「水だけに拘る必要はないんじゃないか。」と思い至り、まずは自然にある葉っぱで拭き、最後に仕上げに水を使う方式に切り替えました。
そこから、少量の水でも指をしっかり洗うことができるようになり、痔も治り、おまけにカッコいい水の入れ物も手に入ったそうです。
一つの方法を究めるために、それに拘る段階は必要でしょう。
そこで可能性と限界を知った時、目の前にあるものを活かす発想が生まれるのかもしれません。
三回目に続く・・・
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月に一度、本メルマガで紹介している本を使って、
セレクトブックストア”すえなみ”プレゼンツ「我がままに生きる読書会」を開催しています。
今月は、8月25日(金)14時から16時。
伊沢正名さんの「くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを」
(Amazon でチェック! http://amzn.to/2sKjxrk)
を使って行います。
参加費2,000円(税込)で、場所は松本市両島にある弊社オフィスSENSE(センス)になります。
本は持参してきてもらいますが、事前に読む必要はありません。むしろ、読まないで下さい。
本を読むと言うよりは、本に書いてある言葉をきっかけにみんなで話をする。本好きな人も本が読めない人も参加できる交流型読書会です。一度お試しください。
参加ご希望の方は、以下の問い合わせフォームからお申し込みください(氏名、連絡先電話番号)。