【経営者の視点】最大のコストカットは、ワクワクして仕事をしている人とだけ取引をすること
【最大のコストカットは、ワクワクして仕事をしている人とだけ取引をすること】
三菱自動車の燃費不正の記事の中で私が気になったポイントは、
”燃費算出データをメーカー自身が試験して、国交省へ提出していたこと”
今後不正を防ぐために一つは、
国交省なり、第三者機関が燃費算出データを試験することが考えられます。
また、
抜き打ち検査をして、管理体制を強化することも考えられます。
いずれも至極真っ当な対策に見えますが、大きな問題点があります。
それは、検査や管理体制を強化することは、”コストが掛かること”です。
メーカーが信頼できないから、消費者を代表する国が検査や管理体制を強化します。
国が余分な作業を実施するということは、つまり税金を余分に使うということです。
税金は車を購入する国民が負担するものなので、国民が余分にお金を負担することになります。
自動車メーカーが信頼できたときは払わなくて良かったのに、信頼できなくなると余分にお金が掛かります。
つまり、
取引先を信頼するか、しないかで、購入側の手間暇、コストが変わると言うことです。
では、信頼できる取引先を作るにはどうしたら良いのでしょう。
それは、ワクワクして仕事をしている取引先とだけ付き合うことです。
ワクワクして仕事をしているということは、お客さんの為でもお金のためにでも仕事をしていないということです。
その仕事を通して自己を成長させるために、その仕事をしているのです。
ワクワクして仕事をしている人に取って、不正をするという概念は存在しないのです。
不正をして仕事をしても、なんら自分の成長に繋がらないから、目的が達成されないんです。
だから、ワクワクして仕事をしている人は、不正をしません。
「経費を削減したい」というのなら、ワクワクしながら仕事をしているところとだけ取引をしましょう。
そして、無条件に相手を信頼し、値段交渉もしない。
もしかしたら他の市場価格と比較すると高いかもしれません。
ですが、先程も言ったように、納入後の検査や管理体制をによるコストを考えると、たぶん安いでしょう。
当然、ワクワクして仕事をしている人達を集めたいのなら、あなた自身がワクワクして仕事をする必要がありますよ。
類は友を呼びますから。
今回の燃費不正について、
試験をメーカーに任せていた国交省にも問題を指摘する声もあります。
ですが、私はこう思います。
ワクワクして仕事をしていたから信頼ができた。信頼することで税金の無駄遣いを抑えることができたから、しなかった。
以前に比べてワクワクしながら仕事をしている人が減ってきたのでしょうか。
不正の対策は、検査や管理体制の強化ではなく、ワクワクしながら仕事をする人達を増やす方向で行っていって欲しいなと個人的に思います。
我がままに生きる経営者の為のビジネスカウンセリング 末次の視点でした。
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