[今週の一冊 2016/04/01] 教育、指導する立場の人は必読の本3冊 2冊目は「幸せになる勇気」
親や教師、スポーツのコーチ、塾講師など、人を教育、指導する立場の人は必読の本3冊をご紹介します。
いずれも、私自身が経営者の事業相談、転職などのキャリア相談、人生のライフプランなどのカウンセリングで指針としているものになります。
今回はそのうちの2冊目
NHKの100分で名著でも紹介されたアドラー心理学の大ヒット本、続編です。
幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII 単行本(ソフトカバー) – 2016/2/26
岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
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1冊目は、「嫌われる勇気」
3冊目は、「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」
です。
○全ての問題は、人間関係である○
アドラーによると教育現場における生徒の問題行動は5つの段階があると言う。
1.称賛の要求
2.注目喚起
3.権力争い
4.復讐
5.無能の証明
この全ての段階で、生徒が求めるものは
特権的な地位を得て、
”人から関心を持ってもらうこと”
そして、人からの愛を欲求する目的を持っている。
アドラー心理学では、人の行動は全て目的がある。
原因(過去)があるから今の行動を起こすのではなく、目的(未来)があるから今の行動をする。
としています。
○人からの愛を求める限り、人は幸せになれない○
前書「嫌われる勇気」で、幸福とは自由だと言っています。
自由とは何か?
それは、自分が自分自身に勝手に持っているイメージ。
囚われから解放された状態です。
人からの愛を求める限り、その基準は自分ではなく他人にあることになります。
人から認められるために、人から関心を持ってもらうために、人から愛されるために・・・・
全ては他人のためであり、自分のためではありません。
人からの愛を求める人生に幸せはありません。
○愛は与えられるものでもなく、そこにあるものでもなく、”決断”である○
愛は、人生で最も尊いものです。
愛を求める行為は間違っていません。
愛は決断です。
幸せになるためには、人生の主人公を自分に取り戻す必要があります。
自分のために生きるには、愛は自分の中にあることを知る必要があります。
愛とは、どんな自分でも幸せだと思う決断です。
愛とは、自分が自分自身を好きであることです。
愛に他人は関係ありません。
毎日の日々では色んな出来事が起きます。
他人から色んな評価をもらいます。
普通の日常が愛を育てる試練の場になります。
日々の試練の場で、自分を愛するという覚悟の先には、人生の主人公を他人から取り戻すことができます。
自分が人生の主人公である人は、自由になり、幸せを手に入れます。
愛とは、自分はどんな時でも幸せであるという決断でもあります。
幸せな人は世の中全員の他人から愛されている感覚を持ちます。
アドラー心理学で言う、「共同体」感覚です。
母親の胎内にいた時に感じていた、何の不安もなく、安心に包み込まれていた感覚。
人の成長とは、この包み込まれていた安心感を、母親の胎内からこの世の中、全世界に対しても感じることができるようになることだと思います。
この安心感の第一歩は、目の前にいる人を愛すること。
あなたの一番近くにいる人は誰でしょうか。
紛れもなく、あなた自身じゃないでしょうか。
○あなた自身の”幸せになる勇気”が人を勇気付ける○
問題行動を起こす生徒に対して、教師ができることはただ一つ。
自分自身が”幸せになる勇気”を持つこと。
ただそれだけ。
本記事では私すえなみが、
毎週、最近購入した本で興味深い本をピックアップしてご紹介しています。
著者が伝えたいことではなく、本を読んで私すえなみが気付いたことをご紹介しています。
本って、1回読んだだけで終わりじゃなく、2回目、3回目と読んだときに、その時に必要な新しい気付きが生まれるものだと思っています。ですから、ここに書いてあることが全てではないですし、私自身も言っていることが180度反対になることがあることをご承知おき下さい。
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