[今週の一冊 2016/03/31] 教育、指導する立場の人は必読の本3冊 1冊目は「嫌われる勇気」

親や教師、スポーツのコーチ、塾講師など、人を教育、指導する立場の人は必読の本3冊をご紹介します。

いずれも、私自身が経営者の事業相談、転職などのキャリア相談、人生のライフプランなどのカウンセリングで指針としているものになります。

今回はそのうちの1冊目
NHKの100分で名著でも紹介されたアドラー心理学の大ヒット本です。


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 単行本(ソフトカバー) – 2013/12/13
岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
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2冊目は、「幸せになる勇気」
3冊目は、「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」
です。


○劣等感とは、”感”であって、劣等な訳ではない○

この世の中のルールとして、因果関係というものがあります。

ボールを投げたから、ボールが壁に当たった。
蛇口をひねったから、水が流れた。
雨が降ったから、地面が濡れた。

原因があったから結果がある。という当たり前の法則です。

この法則の元で劣等感を考えると、
試験で良い点が取れなかったから、私は人より頭が悪いんだ。
運動会で4位になったから、私は人より足が遅いんだ。
だから、私は人より劣っているんだ。

という風になります。

それは事実でしょう。実際に劣っているから人より劣等です。

しかし、人は劣等だから劣等”感”を持つわけではありません。

劣等感は事実とは無関係のその人が勝手にイメージしたものです。

人より試験で良い点を取った人でも、劣等感を持ちます。
運動会で1位になっても、劣等感を持ちます。

○人の価値は事実とは無関係○

劣等感は、人の価値と関係します。
劣等”感”がない人ほど、自分の価値が高いと思っています。
自分の価値が高いと思っているから、劣等”感”がないとも言えます。

劣等感は自分に対するイメージです。

どんなイメージかというと、
能力や外部環境、しがらみ、色んな制限にがんじがらめになって自由に動けないイメージです。

「私は、頭が悪いから、仕事ができない。」
「私は、運動が苦手だから、人と仲良くできない。」
「私は、容姿が悪いから、恋人ができない。」

幸福とは自由です。

自由とは、自分が自分自身に対して勝手にイメージして制限されているものから解放されて、自由に動ける様です。

○人の人生に意味はありません○

若くして亡くなったから、あの人は不幸だ。
世界に名だたる大企業を作ったから、あの人は幸せだ。

いずれも評価している人の価値観を表しているだけで、事実ではありません。

若くして亡くなった。
世界に名だたる大企業を作った。

ただ、それだけです。

人間社会に何が起きようと、自然は淡々と存在するのみ。

あなたの人生に意味を与えるのは、あなただけです。
あなたがあなた自身に持っているイメージが、あなたがあなたの人生に与えている意味です。

あなたは、あなた自身の人生にどんな意味を与えますか。
その選択はあなたに任されています。
あなたにしかできないことです。


本記事では私すえなみが、
毎週、最近購入した本で興味深い本をピックアップしてご紹介しています。
著者が伝えたいことではなく、本を読んで私すえなみが気付いたことをご紹介しています。

本って、1回読んだだけで終わりじゃなく、2回目、3回目と読んだときに、その時に必要な新しい気付きが生まれるものだと思っています。ですから、ここに書いてあることが全てではないですし、私自身も言っていることが180度反対になることがあることをご承知おき下さい。


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